INTJのぼくの回答
「要らない」
理由は、そのときは(その瞬間は)食べたいと思わなかったから。
ESFJ彼女とドライブデート
朝早く出発するため、僕たちは身支度だけを済ませて家を出て、コンビニに寄った。
ドリンクとおにぎりを1つずつ買った。僕はこんぶで、彼女はしゃけ。
僕はいつもどおり助手席。彼女のおにぎりを外装を剥がして海苔が米に密着するように軽く押さえてから手渡した。それから、自分のおにぎりの外装を取り去ってさっそく食べ始めた。
3口まで食べて昆布おにぎりをちょうど等脚台形のような形にしたとき、彼女のおにぎりは半分くらいになっていて、次のひと口はお米に対して鮭の分量がやや多くなりそうな状態になっていた。
そして彼女が僕に言ったんだ。
「ひと口食べる?」(次のひと口でほとんど具材を食べてしまいそうな様子のしゃけおにぎりを差し出しながら)
正解は?
彼女「要らなくても、『要らない』じゃないでしょ?」
僕「…え?今はしゃけの気分じゃないからいらない。これは?」
彼女「違うよ。『気持ちだけもらうね』だよ。ひと口はいらないけど、ひと口あげたいっていう気持ちは要らなくないでしょ?」
僕「”その気持ち”が要らないなんて一言も言ってないけど。」
INTJ目線 “ひと口のおにぎり”
「ひと口食べる?」と聞かれたときに、僕が受け取った彼女の考えは次のどちらかだと思った。
- 僕が彼女の分のおにぎりを食べたいと思っている
- 彼女はもうおにぎりを食べたくなくなった
1. の場合、僕は自分の分のおにぎりで満足しているから、彼女のおにぎりをひと口もらうことは不要だから、「要らない」と伝えれば良い。
2. は、すぐに違うだろうと思った。美味しいって言いながら食べてたから、味の好みは問題ない。朝ご飯食べてないし、お腹がいっぱいになっていることも考えにくい。
よってシンプルな回答として「要らない」になった。
ESFJ彼女目線 “ひと口あげるという行為”
彼女の「ひと口食べる?」には、以下が含まれていた。
- 好意・気遣い
- おにぎり
これに対して僕の返答は、”おにぎり”に対しての返答のみで、”好意・気遣い”に対しての返答が欠如していた。その部分の回答として、「気持ちだけもらうね。」が必要だったということだ。
僕に渡したかったものはおにぎりじゃなくて、ひと口あげる行為自体だった。
まとめ
INTJの僕は、”ひと口”という言葉から2パターンの彼女の考えを想像した。いずれも、物質として”おにぎり”が移動するパターン(僕の胃袋 または 彼女の胃袋)だった。
対してESFJの彼女は、おにぎり自体はどうでもよく、その言葉に含まれている好意や気遣い全体を僕に与えたいと考えていた。
“彼女のどんな気遣いが含まれているのか”を考えてみると、想定できるパターンが増えて僕の選択肢が充実していくだろうと感じたエピソードだ。
ちなみに、もしひと口食べたいときはの正解例は「食べる。ありがとう。」らしい。しっかりと感謝の言葉を付与することを忘れないように心がけようと思う。
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