書き込む内容の時間軸でノートを分冊する

トラベラーズノート

導入(筆者のノート事情について)

僕は2023年の終わり頃にトラベラーズノートに出会い、2024年からアナログのノートや手帳に書き込む生活をしています。メインはトラベラーズノート3冊で、それぞれ別の役割で使用しています。

今回は、僕の3冊のトラベラーズノートの使い分けについてご紹介します。

使用しているトラベラーズノート

僕がメインで使用しているのは、レギュラーサイズ (TNR) 2冊と、パスポートサイズ (TNP) 1冊の、計3冊です。(他にもトラベラーズノートやその他のノート・手帳を使っていますが、そちらについては今回は省きます。)

写真の左から、ムーミンのTNR、オリーブのTNP、ステーションのTNRで、それぞれの使い分けを簡潔に説明すると、「過去現在現在〜未来」の3つの時間軸で分冊しています。

それぞれ簡潔に用途を説明すると

過去:マンスリー写真ログ & キーなしコモンプレイスブック

現在:簡易スケジュール帳 & メモ用紙数枚

現在〜未来:目標とタスクの管理 & 雑記帳

どこの時代の自分にフォーカスしているのか?という観点で考えるとイメージできると思います。

「3つの時間軸で分ける」のイメージ

日々生活している中で、脳に負荷がかかるような大変な思考をするときは、どんなときでしょうか?

不安なことについて考えているとき。難しい計算問題を解いているとき。

それでは、それほど脳には負荷がかからない状態で、ぼんやりと考え事をしているときはどんなときでしょうか?

旅行の思い出を振り返って「楽しかったなぁ」と思い返すとき。この前のランチプレートの副菜美味しかったけど、あれって何て料理だっけなぁ、と思い出しているとき。

脳に負荷がかかる思考には、今現在の自分自身が関与します。今まさにこのタイミングの自分だけに関わることは、基本的にその場で思考を終えて解決できるものです。そのため、小さなパスポートサイズで肌身離さず持ち歩く身軽さが重要で、中身はさほど見返さないメモ書きになります。

脳に負荷がかかる思考のもう1つは、今現在の自分だけでなく、未来の時点の自分にもフォーカスを合わせて思考するものです。これは、さらに高度な計算処理が脳内で行われるため、パスポートサイズでは足りず、またノートに書いた中身自体が重要です。そのため、レギュラーサイズでたっぷりと書き込み、何度も何度も見直すノートにしています。

脳に負荷がかからないぼんやりな思考は、過去の自分、つまり今の自分から見たときには「他人」にフォーカスされています。これまでの筆跡として時々見返すことがあったり、躓いたときにはパラパラとめくってみたりします。これに関しては、正直どんなノートでも役目は務まりますが、テンションが上がるようにムーミンコラボのレギュラーサイズを使っています。

3つの時間軸でノートを分冊するメリット・デメリット

メリットとデメリットは表裏一体です。デメリットらしい言葉で表現するなら、

「情報の一元化ができず、書き込んだ情報がどこにあるのかが分からなくなりやすい。」

こんな感じになるかと思います。

ただし、情報が一元化されていないことは、分冊すること自体に起因しているのではなく、ノートの使い分けと使い方に起因するものだと考えます。

僕の場合、ノートを取り出して書き込む時・書き込んだ内容を見返したい時に、分冊している他のノートがどうしても必要になることがありません。仮にあったとしても、出先であれば「現在」用のTNPに一旦書き留めておき、家に帰って他のノートを開くタイミングで再度確認すれば問題ありません。

逆に、普段から持ち歩きたいノートが、持ち歩かなくていい情報とセットになっていることで、物理的に持ち歩くのが億劫になることの方がデメリットに感じます。

また、分冊しておくことで、目的に合わせて「自分」との対話がしやすく、ジャーナリングやブレインダンプが捗ります。具体的には、目標管理ノートをパラパラとめくっているときに、数日前に書いたネガティブな日記のような内容が目についてしまったとすると、僕はその情報から何かを考え始めてしまいます。もちろん、そこから考えを広げて分析するようなことも必要なことですが、たった今は目標管理ノートで目指す自分の姿を再確認する時間として使いたい。個人的な性質上、注意の方向が複数になってしまうと本来やりたかったことにフォーカスを再度合わせることが難しいので、やはり分冊するのが向いています。

おわりに

なんとなく、「3つの時間軸で分冊する」ということについて理解いただけましたでしょうか?

きっとこの記事はリライトしたくなるような内容になっていると思います。それぞれの詳しい使い方は今後紹介する予定ですので、しばしお待ちいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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